【ご相談事例①】相続発生後、不動産の登記は弊社にて、銀行の解約はお客様にて手続きされたケース
【状況】
奈良市在住のA様より、「父が亡くなり、父名義の不動産の相続登記は自信がないのでプロに任せたいと思っているが、銀行の解約手続きは自分でもできそうなのでチャレンジしようと思っている。」とのお話を頂戴いたしました。
【弊社からの提案・お手伝い】
銀行の手続きがスムーズに行えるよう、相続登記の申請の際に「法定相続情報一覧図の作成」を併せて行うことをご提案いたしました。
銀行の手続きでは、戸籍の原本が必要となるため、必要な戸籍を1通ずつしか取得していない場合、各銀行にその戸籍を持ち回る必要があります。
そうすると、ある銀行で戸籍の原本を提出してしまったら、他の銀行での手続きがストップしてしまいます。
もちろん、同じ戸籍を複数枚取得していれば、同時に複数の銀行で手続きを行うことができますが、戸籍の取得にも費用がかかりますので、余分な出費となってしまいます。
その点、法定相続情報一覧図は法務局への手数料なしで作成することができますし、複数枚作成することも可能です。
戸籍の代わりに法定相続情報一覧図を銀行に持って行けば、手続きができますので、戸籍の原本を持って行くよりスムーズに手続きを行うことが可能となります。
以上の理由から、登記申請と併せて法定相続情報一覧図の作成をサポートさせていただきました。
そして、完成した法定相続情報一覧図をA様にお渡しし、銀行口座の解約手続きを行っていただきました。
※法定相続情報証明制度についてはこちら↓↓↓
https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/page7_000013.html
【結果】
A様より「銀行口座の解約が自分でもできた。法定相続情報一覧図のおかげで、複数の銀行の手続きを同時に進めることができて感謝している」とのお喜びのお言葉をいただきました。
ただし、「銀行は平日の15時までしか開いていないので、何度も仕事を休んで手続きしなければならなかった。また、慣れない手続きでとても疲れたので、やはりプロにお願いした方が良かった」とも。
細かく煩雑な手続きは是非とも弊社にお任せいただき、相続人の皆様には一日も早く日常生活に戻っていただければと思います。
どうぞ、お気軽にご相談くださいませ。